2010年11月28日日曜日

旨いものには毒がある-真つぶ貝(エゾボラ)-

「ユーパレット」に行くと、北海道産の「真つぶ貝」が並んでいた。
我が家では刺身を食することが多いが、新鮮な「真つぶ貝」のコリコリとした歯ごたえが何とも言えませんね〜。
彰美は大好きで、箸の行き先は真っ直ぐここに向う。

しょくはぐ しょくはぐくらぶ 食育 真つぶ貝
まず、貝から身をはずそう。
黒印を付けた辺りに、アイスピックか先の尖ったドライバーで穴をあける。
ゴンゴン、コツコツと。
穴が開いたら、アイスピックを深く差し込み、貝の身を殻からはずすように動かす。




アブラはしっかり取り除く
貝のヘタ部分にアイスピックを刺し、身を出す。
無理やり引っ張ると途中で切れてしまうので注意。
貝の巻にそった感じで。
あー、先端の「うろ」外せなかった〜。

取り除くのは、内蔵と肉の中に入っているアブラ(唾液線)。
ヘタを下にして肉の部分に、縦に包丁を入れ中を開くと左右に白子のような、ブニョブニョした粒状のアブラが入っている。
肉の内側に残った部分も、しっかり指で綺麗に取り除く。

処理した「真つぶ貝」を塩もみし、ぬめりを取り除いて、水洗いして完成。

しょくはぐ しょくはぐくらぶ 食育 真つぶ貝
いなだと真つぶ貝の刺身

ところで「真つぶ貝」には、唾液腺の部分にテトラミンという毒成分が含まれている。
「アブラ」を食べてしまうと頭痛、めまい、吐き気、船酔い感覚等、軽い食中毒をおこしてしまうようだ。
命に関わることは無いそうですが。
とは言っても、今まで何度か私がさばいて食卓に並べてているが、中毒を起こしたことはないので、しっかり処理すればそう神経質になることもなさそう。

人も少し毒があるほうがうまいかも。

2 件のコメント:

封筒の書き方 さんのコメント...

とても魅力的な記事でした。
また遊びに来ます!!

cancha さんのコメント...

封筒の書き方さん、コメントありがとうございます。
また遊びに来てみて下さい。