2010年12月29日水曜日

美人で腹黒いやつ -さより-

「さより」さん、ごめんなさい。
決して、貴方のことではないです。
私の事でも、ないないない。

魚の細魚(さより)のこと。

宮城産の美しい魚です。
おもわず「細魚」の旬は春じゃなかったけな?

と思いつつも、「ユー・パレット」の鮮魚コーナーを覗くと綺麗な姿に惚れ込んでしまい購入。

今晩は、「細魚」の刺身にしよう。




「細魚」は北原白秋の詩にも登場している。
サヨリは薄い サヨリは細い
銀の魚サヨリ きらりと光れ
サヨリの家は ま水か塩か
銀の魚サヨリ お姉さまに似てる

お腹の中は、真っ黒。
キラキラだー。












あれ、酒の肴のはずが。
子供達にバリバリ食されてしまった。
いや〜、やっぱり美人は特ですね。
お腹の中は、真っ黒。
これは、鮮度がいい証拠。
水道の水が冷たいっ!と思いながらも、やっぱり美しい姿にしてあげたいから、丁寧洗わなくちゃ。
しっかりと、お腹の中を洗ったら三枚におろす。
三枚におろしたら、中骨は濃いめの塩をふっておく。
身の方は、薄い塩水に少々さらしておく。
水気を拭き、皮剥く。
剥いていくとさらに綺麗。
お皿に盛りつけ、完成。

骨は、塩をざっと洗い、キッチンペーパーで拭き取り、油で揚げて「骨せんべい」。
酒の肴にいいですね。

淡白で、上品ですね。

「細魚」は魚類では珍しく、ビタミンCを多く含む魚。
風邪や感染症等を予防する効果があるという事ですね。
旬外れの「細魚」も旨いですよ。

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